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特定保健指導

特定保健指導とは

新たな健診制度では、健診の結果を日頃の生活と照らし合わせ、改善の取り組みにつなげることを目的にしています。この取り組みを「特定保健指導」(保健指導)と言います。そして、新たな健診制度の注目点は メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策を基本としていることです。

危険因子(血圧、血糖、脂質、喫煙歴)の有無により「積極的支援レベル」「動機づけ支援レベル」に分かれて、それぞれが3〜6ヶ月の間、生活習慣に関する保健指導を受けていただきます。

ぜひ、特定健診や保健指導をこれまでの健診制度の延長ではなく、生活習慣を見つめなおし、改善するチャンスだと考えてみて下さい。

上牧温泉病院は、皆さまの健康増進に特定健診・保健指導を役立ててまいります。

特定健診&特定保健指導のご案内 生活習慣病のイメージ

情報提供(受診者全員)

健診結果を踏まえて、健康状況を確認していただきます。そして、健康的な生活を送っていいただく上で、生活習慣を見直すきっかけとなるような情報を提供いたします。特定健診の受診者全員が、この「情報提供」を受けます。

動機づけ支援

生活習慣病リスクが出現しはじめた段階を対象とした保健指導です。対象となった方には、ご自身の健康状態を確認して、医師・保健師・管理栄養士・健康運動指導士らとともに、生活習慣の改善点や行動目標を設定していただきます。

「動機づけ」という語句が示すように、生活習慣改善の大切さを発見していただき、自ら行動を始める「きっかけ」となり実行に移すことができるように、スタッフがサポートさせていただきます。

リスクが出現しはじめたこの段階で、その進行を阻んだり、遅らせたりすることができれば、その後の健康的な生活につなげることができるのです。

積極的支援

生活習慣病リスクが重複している段階を対象とした保健指導です。

生活習慣の改善点抽出や、実行できる行動目標を設定し、その取り組みが継続できるように支援させていただきます。プログラムの進行状況は、専門スタッフと連絡を取り合うことで改善点・問題点を共有します。

上牧温泉病院では、個別面接やグループ指導、定期的な連絡を組み合わせ、充実したプログラム内容を提供いたします。

保健指導プログラム

上牧温泉病院では、多分野のスタッフが連携して保健指導のプログラムをすすめていきます。

「特定健康診査・特定保健指導」(特定健診・保健指導)といいますと、メタボリックシンドロームの元凶となる内臓脂肪を減らすことが目的のようなイメージがあります。しかし、腹囲(ウェストサイズ)やBMIなどであらわれた数字は、必ずしも生活習慣を反映するものではありません。

私たちの考える保健指導は、受診される皆さま一人ひとりが日頃の生活習慣を見つめなおし、「無理せずに続けることのできる」取り組みを、協力して行っていくことです。それが、メタボリックシンドロームの改善だけではなく、健康的な生活につながっていきます

初回面接

特定健診の検査結果・問診内容より、「積極的支援レベル」「動機づけ支援レベル」と判定された場合、保健指導プログラムに参加していただきます。

保健指導プログラムは大きく「初回面接」「継続的支援」「最終評価」の3つに分かれています。

「初回支援」では、保健指導プログラムを行う管理栄養士や保健師などのスタッフと面接します。健診結果が意味しているものや生活習慣との関わりを確認し、メタボリックシンドロームや生活習慣病に対する理解を深めます。

急激に生活リズムを変えるのではなく、個々人の生活習慣の中で取り組めることを確認します。

3ヶ月〜6ヶ月の継続的支援

初回面接で設定した目標をもとに、保健指導プログラムを進めていきます。

期間は3ヶ月〜6ヶ月にわたり、受診される 皆さまの取り組みに、多方面の医療スタッフが協力して加わります。

プログラムの内容は「面談」「手紙」「電子メール」などから構成され、定期的に連絡をとりあって進行状況や改善した点、浮かび上がってきた課題を共有します。

保健指導プログラムの期間が過ぎたら、元の生活に戻ってしまった…。
といった事態にならないように、意識の変化にも注目していきます。

6ヶ月後の最終評価

初回面接時にたてた目標、プログラム進行時に設定した目標の達成状況を評価します。

改善された生活習慣を、保健指導プログラム終了後も続けていくことが大事です。
上牧温泉病院では、保健指導プログラムのプロセス(過程)を重視しています。

プログラムの前後で変化が見られた数値や行動を確認していただき、その過程で得られた経験が今後の生活につながってこそ、保健指導に参加していただいた意味があります。

「特定健診」→「保健指導」→「日常生活」というサイクルが上手く循環するために、保健指導プログラムの内容を日々充実させてまいります。

 

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